プライドといい仕事
「プライド」
この言葉にどのような印象を受けますか?
プライドとは英語でprideですね。
辞書によると下のような意味だそうです。
自慢、得意、満足、自尊心、誇り、プライド、うぬぼれ、高慢、思い上がり、自慢のたね
weblio英和辞典
私は個人的に「プライド」と聞くと、
ああ、ちょっと関わるのに緊張する人なのかな
とか思っちゃったりします。
皆さんはいかがでしょうか。
上記の辞書だと、高慢な意味合いが強いんでしょうかね。
あまりいい印象は受けませんね笑
でも今回はプライドはあったほうがいい、というお話です。
完全に個人の所感でして、科学的な根拠は一切ないお話です。
お付き合いいただける場合は予めご了承いただけますようお願い致しますね。
さて、タイトルの通り、プライドと仕事の話です。
プライベートでは、プライドはできるだけないほうが日本社会では円滑な気がしますね笑
ですが、仕事をする上ではプライドはあったほうがいい、
むしろある程度高いほうがいいのではないのか、と私は思います。
この場合のプライドは「高慢」とか意味ではなく、
自分の仕事に対する「誇り」ですね。
おそらく、世界中のいい仕事をする人たち、
特に世の中に名前を轟かせる人たちは、
必ず自分の仕事に自信を持ってるはずです。
もちろん
「この製品は受け入れられるだろうか」
とか
「このサービスで満足させられるだろうか」
といった不安のようなものはあるかもしれません。
ですが、その人たちは自信を持ってこう言えるはずです。
「やるべきことはやった」
いい仕事をする人と、そうではない人との違いはここにあると思っています。
もちろん、著名な人になれるかどうかは、
その人がそこに注いできた努力と時間、
才能や運、環境などもあるでしょう。
ただ、周囲の人よりもいい仕事をする人というのは、
間違いなくやるべきことをしっかりやっています。
トップアスリートも基礎的な練習やトレーニングを誰よりもきっちりやっているという話はよく聞きます。
引退したイチロー選手も、ルーティンとなっている練習を欠かさなかったことは有名ですね。
それはおそらく仕事でも同じことで、
基本的なことを確実に遂行してくれる人が信頼され、結果を残すのです。
では、それがプライドとどのように関係するのでしょうか。
基本的なことを確実に積み上げればいい仕事ができるなら、
そこにプライドは関係ないのでは?というところです。
私は、プライドがある人のほうが、そういった当たり前のことをおろそかにはしないと思っています。
プライドがあるということは、比較的自分を高く見積もっています。
ということは、
この程度のことをしっかりできないわけはない
という自意識が自分にあります。
だからこそ基本的なことを、
誰に言われるわけでもなく、
こなせる自分でありたい
と思っているわけです。
ですが、プライドが低くなると、この辺の意識が途端に落ちます。
「別に自分がやらなくても誰かやる」
「ダメでも黙って怒られておけば終わるし」
「何か起きたらその時考えよう」
「まぁ自分は責任者じゃないし」
こういうセリフを聞いたことがありませんか?
ない方は幸せな環境におられると思います笑
プライドは、ある種の防波堤です。
人間は楽なことが好きなのです。
楽なほうに流れるのは人間の本能です。
仕事の場合、それを外的な重圧(上司に怒られるとか給料が減るとか)で抑えながら、皆さん一生懸命働いているのかと思います。
でもそれも所詮は外圧なのです。
外圧は開き直ってしまえばそれほど怖くありません。
「怒られても死ぬわけじゃないし」
「給料減ってもクビになるわけじゃないし」
みたいなことですね笑
でもプライドは違います。
自分で自分を裏切りたくないのです。
自分に軽蔑される自分にはなりたくない
そう考えるのがプライドです。
ですので、プライドがある人は、
自分のプライドが許さないような仕事はしません。
基本はきっちり押さえようとします。
プライドの低い人は、
決壊した堤防のように、
ずるずる~っと崩れます。
そのまま年を取ると、
「いまさらやり方を変えて頑張るのツラいもん」
「いいよ退職まであと少しだし」
と、こんな感じになります。
こうなると周囲はお手上げです。
仕事は結局強制することはできませんから。
崩れてくると倫理観も崩れてきます。
ちょっとした不正も平気になります。
何せ楽なほうに流れますから。
「ちょっとサボってもいいか」
から始まって、ひどい場合には
「会社のお金使ってもバレないでしょ、そのうち返せば」
みたいなことにもつながります。
プライドを持つ人は、
自分の仕事のクオリティを守ることで、
自分のプライドを守ります。
内発的な力で支えられているので、持続していくのです。
仕事をする上では、プライドを持っていたいと思います。
(自信過剰になるのはどうかと思いますが)
誇りを持って生きていきたいものですね。
【余談】
最近、仕事でMacを使うことになりました。
ずっとWindowsばかり使っていた私は戸惑いしかありません。
周りに聞くと「慣れると使いやすい」とのことです。
いつかMacユーザーになるのどうか、自分でも多少楽しみな今日この頃です。