引っ越し料金の高い時期安い時期
引っ越したいけどいつがお得??
引っ越し。
一生のうちに引っ越しを経験しないで終わる人は、日本ではほとんどいないのではないでしょうか。
私は6回引っ越しを経験しております。
いろんな事情で引っ越す場合があるかと思います。
進学、就職、転職、結婚・・・etc.
進学や就職に伴う引っ越しは時期が限定されるので、
なかなか「安い時期に!」というのは難しいかと思います。
ただ、時期を自分で選べるなら、費用は抑えられるに越したことはないかと思います。
引っ越しの時期には、純粋な引っ越し費用以外にもお金がかかりますね。
賃貸に引っ越すとしたら、初期の家賃、敷金、礼金、仲介手数料などなど。。。
引っ越し費用くらいは抑えたい!
そう思うのが私のような一般人の思いです。
さて、引っ越し料金についてですが、どのように決まっているのでしょうか。
先日、私は事情により引っ越したのですが、
いつもの(過去5回の)ように見積もりを取りました。
家に引っ越し業者の営業マンが来て家財を見るあれです。
(毎度のことながらそれほどきれいにしてないので申し訳ない限りです)
その時に、いろいろ勉強のために料金の仕組みについて聞きました。
私の経験上「それって業者の言い値なんでしょ?」という前提で質問しました。
すると、意外なことに、料金の大枠についてはすでに決まっている、とのこと。
大前提として、引っ越し料金のかなり大きな割合を占めるものは何か。
そのほとんどは「運賃」です。
(同一市内のような近距離引っ越しの場合は別かもしれませんが)
この運賃については運輸局の定めによるようです。
公共交通機関と同じなんですね。
運賃以外は荷役作業員料金や車両代、そして付帯するサービス料などが内訳となります。
そのほかにもいろいろある場合があるかもしれませんが、
土台となる料金は以上の項目になるようです。
- 運賃
- 荷役作業員料
- 車両代
余談ですが、運賃に関わるところは高速バスの事故などで近年はかなり規制が厳しいようで、知り合いのタクシー会社の方もこうおっしゃってました。
「理由が判然としない極端な割引はできないんですよぉ!」
付き合いがある会社相手でも割引をすることで経営に影響し、そのしわ寄せが過酷な勤務体制となって事故になるのは防がなければならない、ということのようです。
サービスを適正価格で提供するということはいいことですよね。
私はそういうの賛成です。
さて、ここまで引っ越し料金の内訳について説明してましたが、
「全然お得に引っ越しできないじゃないか!」
という声が聞こえてきそうです。
基本的には引っ越し料金は引っ越し業者ごとに決まっているのです。
業者間の違いもさほどはないとのことです。
では、何で料金差がつくのか。
ズバリ、値引き額です。
「なんだよ。じゃあ結局業者ごとに違うのと一緒じゃねえか」
まぁ結論とすればそうなのです。
どれだけ値引きできるかが料金差となります。
ただ、先ほどの余談でもあった通り
「道理が通らないほどの極端な、根拠のない値引きはできない」
というのが現在の状況らしいです。
なので、どれだけ価格交渉しても限界があるのですが、なるべく粘れば費用は抑えられます。
ここで肝心なのが、引っ越しの時期なのです。
日本社会は全体として活動時期(?)が同じなので、
引っ越し業者の繁忙期も同じ時期なのです。
やはり圧倒的に多いのは年度末(2月末~4月前半)のようです。
それに次ぐ忙しさなのが9月半ば~10月前半、そして年末なんだそうです。
なぜなのか。
理由は以下の通りです。
- 年度末・・・・・進学、就職で大忙し
- 9月~10月・・・転勤、異動シーズンで大忙し
- 年末・・・・・・新築等の引き渡しで新年は新居で、というので忙しい
というわけで、上記の時期は引っ越し業者さんは忙しいため、値引きもできないんだそうです。
ちなみに、引っ越しの際、引っ越し業者さんの所有しているトラックでは足りない場合、遠方に運ぶのはほかの運送業者に荷物をお願いするそうです。
(傭車、というそうです)
繁忙期は、日本全体の運送業が忙しい時期で、
傭車の料金も上がるそうです。
その料金は私たちが負担することになるので、値引きもされなければ傭車の料金も上がるということでどんどん高くなるんだそうです。
最後に、引っ越しのトラックは大きく会社名が書いてありますね。
あれはもちろん宣伝のためです。
「なにかあればご用命ください」
「たくさんトラック走ってるでしょう?」
「これだけ扱っておりますのでご安心を!」
という意味です。
つまり、引っ越しを受注するだけで宣伝効果がいくらかはあるわけです。
特に繁忙期前は宣伝をして、繁忙期の売り上げを最大化したい。
つまり繁忙期前の閑散期は無理にでも値引きして自社に決めてもらいたいのです。
トラックも余っているくらいなら安くても受注したいのです。
繁忙期前の閑散期は狙い目です。
引っ越し時期をコントロールできるなら試しに
「もう少し費用はどうにかなりませんか・・・?」
と聞いてみましょう!(勇気を出して)
まとめ
- 引っ越し費用を抑える手始めは「時期を選ぶこと」から!
- 引っ越しは6月~7月、11月、2月が狙い目!
- 限界はあるが、それを承知で見積もりを複数から取って比較しよう!
- 繁忙期直前は大幅値引きのチャンス!
私は今回は繁忙期の終わりにあたってしまいましたのでほとんど値引いてもらえませんでした。
次回引っ越すことがあれば時期を考えたいと思います。